トーク力

トーク力、欲しいなと最近よく思う。

 

2つ理由があって、

1つは最近「何して過ごされてました?」とこちら発信のトークを求められる機会が増えたから。

とてもありがたいとは思う。

こちらに興味を持ってもらえるないし何か新鮮な要素を期待してくれることは。

でも現状まあダメ。

何がダメって、

脳みそがまず完全に聞く脳になってる。

自分の話から興味を持つであろうエピソードを検索してもヒットせず思考停止する。

推しの前だと脳みそはそもそも半分溶けてるのでまともに機能しない。

三連コンボで三振待ったなしとなる。不甲斐ない。

まあメイドさんだからどんな話でも興味を持って聞いてくれるのはわかる。

格好つけな気もしてる。ホームラン打てると確信しない限り勝負せずチキってしまっているのかもしれない。

 

2つ目の理由は、推しのエピソードトーク力がエグいこと。

とにかく尋常じゃない。

いつも予想しない非日常なエピソードを話してくれる。所謂鉄板エピソードというものがデフォルトで提供される。百発百中で。

推しの話なのだから大体は楽しそうに話している表情や雰囲気を1番に楽しんでいるのだけれど、途中からラジオオタク人格の僕が脳内で真剣な顔つきをし始める。

ちょっと待てよ、と。とんでもないぞ、、、、と。

トーク化け物が目の前にいる。と前のめりになっている。

彼の性格上、自分より上の存在、尊敬する存在は眺めるものではない。そこに痺れる憧れるゥ!では終われない。

その魅力の仕組みを分析して、分解して自分に反映させたい。生まれが違えば強い奴がいるとワクワクする戦闘狂にでもなっていたかもしれない。

 

ともかく、そうした成長に貪欲な側面の僕はこの異次元の存在に興味を持った。

あの人のその側面は”異”という言葉が相応しい。

とにかく、生きている世界が違うと思える程に並じゃないのだ。

 

 

一旦、トークの話に戻る。

今回は敢えてキャッチボールのコミュニケーションのニュアンスではなく、エピソードトークを主体とした“喋り”のことを指してトークと呼ぶ。

 

エピソードトークの仕組みはどうなっているだろう。

まず、体験に出会うまで。

ある分野に興味を持つ→行動する→出会う

この範囲で分解すると、まず興味という切り口。

アンテナを張ることが第一要素。

行動する、は例えば自分の日常から離れたところを目指して行動すれば非日常や新鮮さと出会える機会は増えるだろう。行動力を第二要素とする。

出会う、に関してはアンテナ上に無い場合もあるのでここは雑に“運”とする。

ようはその人が“持ってる”力。凄い体験に出会う運。

実は1番要素としては大きいのはここだろう。

 

そして、体験のエピソード化。インプット→アウトプット

どんな切り口でその出来事を捉えるか。着眼点や独自の視点によって同じ出来事でも千差万別のエピソードが生まれるだろう。第四要素を視点とする。

そして、最後に自分で再構築する力。構成力。

どうでも良いけどハガレン通ってきたオタクは理解→分解→再構築大好きだから無駄に再構築って言葉使いたがるよね。僕だけだけど。

 

これは言語化が難しいけど強弱のアクセントをつけたりどこにスポットを当てるか、ストーリーラインを構成するかとここは相当頭を使う部分な気がする。或いは強者はもはや肌感覚となっているのかもしれない。

きっと“話が上手い”人はここの感覚がちゃんとしてるのだろうね。経験✖️才能なのは充分承知だけどある程度セオリーがありそうなので構成力の分解は経験、技術とする。

 

以上をまとめると、

エピソードトーク

=興味×行動力×運×視点×技術×経験

となる。

 

その上であの人の異質を分解していくと、

まず興味軸。

まあ〜〜〜〜興味の幅が広い。

正確に言うと、興味の範囲が人と違う。が正しいかもしれないが。

普通のこと、常識は驚くほど知らないことが多いけれど逆に訳の分からないところに知見が太い。

故にこの時点で引き出しに僕にとって未知のものが詰まっていることになる。

 

そして、行動力。

普段は引きこもることが多く人間的活動すら放棄する始末なあの人なので低いと思いきや行動力も高い。これは言わばオタク的な行動力の高さにも思えている。とにかく自分の好きなものへは躊躇せず真っ直ぐに行動するイメージが強い。

エピソードとして、一見平凡な無いように見えて程度がぶっ飛んでるといった行動力の高さでハネてるエピソードも幾度となく聞いてきた。めちゃくちゃオタク。

 

そして、運。

何よりここだと思う。人徳がチート。よくもまあ面白人間をここまで集めたなと思う程に人間的に面白い人に囲まれて生きてきている。

普通経験しないような出来事に毎日出会ってるんじゃないかという程に“持っている”。端的に言うと面白を引き寄せる主人公体質だ。世界はきっとこの人を中心に廻っているのだなと思わざるを得ない。

この人の人生を体験してみたいと何度思ったことか。

誰にも愛されるし、きっと神にも愛されているのだと思う。

 

そして、視点。

これは基本的には生まれや育ちで形成されるものだと思うのだけれど、表立って見えている部分は普通でも、1部かなり特殊な思考を持っている。

ここの適切な表現では無いかもしれないが、ある種捻くれている。独特な感性で世界を捉えている。

普通の世界を生きていくには適していないだろう感性をもってこの世に存在している。生きづらさを感じることは少なくなさそうだなとも思うけれど、俗世から離れた思考故にどうにも面白い。

括弧とした信念を持つ部分もあれば、底の見えない闇を垣間見ることもある。

ここが、僕がまだ咀嚼しきれていない部分でもあり、深追いするべきではない部分でもあるようにも思う部分でもある。

 

最後に技術、経験。

これは分からないが、とにかく彼女の喋りは頭を使って話している。という感じではない。ごく自然に話している。それなのにきちんと伏線、伏線回収があったりきちんとコントラストをつけてオチがあったりする。

活字や文章というものが血であり肉であるようにその肌感覚を持ち合わせていると感じる。

これは間違いなく作り手としての経験に裏打ちされているように思う。かつては作家を目指していた事もあるとも言っていたが、いつ聞いても話の導入から予想の付かない締めまでワクワクさせられるストーリーラインは海より深い読書量と度重なるアウトプットの賜物なのだろうなと思う。構成力に関しては僕自身ズブの素人なので(ブログでお分かりの通り)ここら辺の理解や推測も危ういけれど。

 

詰まるところ全要素ぶっ飛んでるのであの人の話はいつも面白いことが分かった。

 

知ってた。

 

結論近くまで来たけれど、

ちょっともう眠いから寝る。

 

 

トーク上手くなりたいけれど、

まああの人の話を聞いて笑ってられればそれで充分だけれど、

この結果を元に実践して(?)今年は自分の力であの人のこともっと笑わせられたらいいな。